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[コメント] CUBE ZERO(2004/カナダ)

未だ「1」は未見のまま。「2」よりは面白かったと思うから、3点にしました。エンドロールの最後の方に、「THANKS」か何かの項でヴィンチェンゾ・ナタリの名前が大勢の中の一人として、途中に登場。功労者にその扱いは酷いのでは。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







今回は「監視するもの」が堂々と登場。「被験者」の様子を監視しながら報告するわけだけど、いまさらこんな人たち出されても困るんだけどと思う。さらに監視する者の上司や組織まで登場。「2」で中途半端に「CUBEの謎を作ろうとした」のに失敗したので、「再挑戦」したという印象。

しかし、なんともせっかくの箱の中のドキドキが、外の様子が映るおかげで、薄れる展開だったし、だいたい「監視者」はどんな人(ただの雇われというわけではないし)?、で、こいつらが「人のために何かをしよう」とするのが、不自然(いや自然なのか?)だし。

彼らが「活躍」するせいで、被験者たちが心理的に追い詰められるような、極限にはたっせず、ただなんとなく死んでゆく感じだし、一人一人の「特徴」もない(女の人と兵士だけは「設定」があったが、思考の特徴とかもなかった。)

そしてこのシリーズの最大の魅力の「CUBE」のトラップも、ネタ切れっぽい(それでも「2」よりはマシ。)ただ、ちょっと気になった設定がひとつ。「アナタハ神ヲ信ジマスカ?」で「YES」のボタンを押したら?。だから最後は女性と監視者の男がそこにたどり着き、「YES」と言って「結末になる」とばかり思ってた。それが「救済」か「絶望」なのか?。でもならなかったのは不満だ。

あらためて「2」のレビューを読み返して、ねこすけさんのコメントの「CUBEは誰が何の為に作ったか、そんな映画じゃない」というところに改めて同意させられる一本でした。

(評価:★3)

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