[コメント] イルマーレ(2006/米)
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冒頭の「交通事故」をキッチリ描写してなかった段階で、「アレが彼?」っていうのが、もうほとんどわかってしまっていた。そこあたりの見せ方の工夫をしないと、ドキドキ感が半減してしまう。
でも、バレンタインの日に事故にあったのは彼だとケイトに判るところ見せ方は好きだな。
肝心の「イル・マーレ」の名前が本作中ではただのレストランの名前になっていたこと、そして邦題ではそのまま「イルマーレ」にしてしまったのは、どうかと。
もうすこしじっくり見せてほしかったのは、湖の家の「中」からみた描写。そこの「よさ」や、そこでの暮らしぶりをもっと見せてほしかった。そのへんは韓国版は美しかった。
主演のふたり、『スピード』以来12年ぶりの競演だそうで、安心してみていられる組み合わせでした。とくにキアヌは、サングラスかけて飛び回ってるより、こういうナチュラルな男を演じるほうが好きだな。
で、ラストシーン、それは「反則」だぞという思いが半分。そもそも2年の時空を飛ぶこと自体がファンタジーなので、「過去をかえる」もアリだなという思いも半分。
僕がアレックスだったら、郵便受けを調べようと壊してしまうか、ケイトに宝くじか競馬のあたりを聞き出すとかの欲望に走るだろうな?
でも、ケイトの彼氏だった男は、悪いやつじゃないのに、救われないね。「モナ」と浮気に走る?と思わせるような描写があったにもかかわらず、そんなこともなかったわけだし、彼的に言えば、「訳わかんないよ!」って思うだろうね?実際。
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