ゆる〜く、かる〜く、三人の監督が撮影した短編が、一本の映画となりました。編集も大変だったと思います。撮影が愛知県蒲郡市の全面協力のもとに敢行されましたが、やはりコロナの影響があり、完成が危ぶまれましたが、無事公開されてよかったです。

わりと近いところに住む私は、映画に出てくるロケーションも、見たことがある場所が多く、実際に行ったことのある場所、歩いたことのある場所とか、ちょっと嬉しかったですね。

作品は、ストーリーが深いようで、無いようで、キャストもミュージシャンから、お笑いから、超ベテランまで、幅広く起用されて、楽しかったです。「ムショ帰りの男」をピエール瀧が演じているのは笑えない？

その中で、伴くん役の九条ジョーと、幽霊のような女役の松井玲奈が特筆ものです。お笑いに詳しくない私は全く知らなかったのですが、「コウテイ」というお笑いコンビのツッコミ担当の九条さんは、映画初出演らしいです。もちろんキャラが強烈だったのもありますが、存在感がすごかったです。松井玲奈は、よく出演オファーを受けましたね。

この映画は、その裏側を撮影した『裏ゾッキ』というものがあるらしく、本来ならその楽しい舞台裏と、地元の蒲郡市民との交流をを楽しく撮影する目的だったが、コロナ禍で揺れる制作現場を映しているそうで、それも見てみたいですね。一部で劇場公開されてるみたいです。