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[コメント] ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021/米=英)

80年代に洋楽を聞いていた世代だが、ほとんど「ザ・スミス」について知らなかった。もうちょっと知っていれば、違った見方をしていたのかもしれない。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実際に起きた、「ザ・スミス」ファンによるラジオ局ジャック事件に着想を得て制作された映画。全編にわたって彼らの曲が物語に絡む。社会派な内容の歌も多く、「♪ミート・イズ・マーダー」に影響されて、肉を食べないようになったファンが大勢いたというのも事実だろう。

イギリスではなく、保守的なアメリカの中西部でも、これだけの当時の若者に支持されていたようだ。ただ、映画はラジオ局ジャックを縦糸に置いているが、横糸は若者たちの息詰まる閉塞感への焦燥を中心に置いた青春群像。こっちはなんだか判ったような、判らないような。でもそれが若者なんでしょうね。

この映画を引き締めているのは、ラジオDJのジョー・マンガニエロ。ベテランがいい味出してます。

(評価:★3)

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