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[コメント] 明日、君がいない(2006/豪)

普通に明るいと思っている高校生の心の裏側をざくっと切り取った稀有のドラマだ。 ドキュメンタリー調にアレンジしているので、通常ある映画の楽しさと言うものからは一番遠い映画だろうけれど、思春期の一人一人まともに正面から見据えている。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ガス・ヴァン・サントの「エレファント」と似てはいる。時間軸をずらした映像手法はまさにそうだ。

ガス・ヴァン・サントが神の視点から高校生を総体的にでっち上げたのとは対象的に、数人の高校生の日常を緻密に描いている。でも、一人一人の描写には棘がある。この監督、恐らくあまりいい性格の人ではないのだろう、ラストの落ちも少々狙いすぎている。まあ、でも許せる範囲だろう。

でも、こんなに、高校生活って、苦しいものだったのだろうか、、。うーん、そうだったのかもしれないね。

(評価:★4)

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