しかも画面のスイーツをついつい食べたつもりになるある意味お得な映画でしょうか、、。

でも、何か深みがないかなあ、、。蒼井優が恋人を追いかけてケーキ屋に押し掛けるシーン、まあ想定内。しかし、恋人が尾上寛之というのはちょっと違和感が。まずちょい挫折。

そして彼女の作るケーキがなぜ急に上達したのか、そして晩餐会ではシェフに次ぐ2番手に位置しているのもいくらなんでもと不思議。そんな短期間でケーキ作りが上達するとは思えない。（だから加賀まりこの挿話も生きて来ない。）

ラスト近くの江口洋介の復縁話もとてっつけたように突然で、これも不自然。そして 蒼井優がコネでアメリカ留学するのも何かハッピーエンドぽいが、軽い感じ。

と、いろいろいちゃもんつけてますが、江口のりこのいつもの不機嫌演技はうまく、一番自然に思えた。この作品が漫画が原作だったら許せるけどなあ、といった思いはありますが、全体的には冒頭で言ったようにふんわりと観賞できたまずまずの映画です。でも蒼井優ファンは必見ですよ。彼女の躍動感がたまらなくいいです。