カウカウ商事の連中もなかなか同志感が湧き出て意外とイカシテル。ただ元社員の黒沢の存在がいかにも映画ではとても邪魔。なんか原作の思い入れでもあるのだろうか、意味不明だ。

対する林がでんと構えてるとこの映画、大したものになりそうなんだけど、そもそもイベント企画で大枚が動かせるなんて信じていない吾輩は、ダンスシーンなんかを見ていてもちょっと無理感が生じる。林、いい役者だけど、この役ちょっと力不足かなあ、。

肝心の大島のカモトトぶり。母親の黒沢の巨体を前にしてモロ負け。出し惜しみがいけないのではないか、、。

新井の不気味さもこの手の映画では色合いを変化させいい味わいを出しているが、この役は新井だろうとすぐ分かってしまうキャスティングも新井には不利に動いてる。

それぞれの演技だけをのたまっておりますが、映画の出来としてはそれほど退屈することもなく、デレないのでまあ娯楽作としての水準を保っているのではないか。

それにしてもなあ、高利の被害者たちに同情せず、闇金の悪党に対して心情的に応援している吾輩、これは原作の強みなのか、映画の出来なのか、何か分らんが2時間何かに惹き付けられているのは事実でございました。

映画館を出ると外も熱い！