と、どうでもいいところから入るというのはこの映画をくそみそにくさしたい何かがあるからであります。ブラビファンじゃないけど、あれほど鬱陶しい容貌のブラビを見るのは初めてだろうか。むさいのである。しかしそれを喜んでいるぶラビの顔も一方では垣間見える。彼はもう女性相手のハリウッド映画は嫌なのである。

でもなあ、この映画、やはりゾンビ映画とそれに立ち向かう人類といったハリウッド映画の定番の域を出ていないじゃないか。あの、飛行中で機体を真っ二つに割ってゾンビになれ果てた人たちを空中に追い出すシーンは、面白いを超えて不快でさえある。

この映画、ぶラビが嫌っている最もいやな部類のハリウッド映画に成り果てているのではないのか。見た後何も残らない。

恐らくこんなゾンビ状態になってしまうと地球で人間が生き残ることは到底無理ではないのか。そんな単純な感想しか出て来ない。

どうでもいいけど、奥さん役の女優は、若い時のフェイ・ダナウェイによく似ていたなあ。関係ないんだろうけど、映画料金を返してほしい。