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[コメント] ブルース・リー 死亡の塔(1980/香港)

それ程映画に詳しくない頃でも、劇場で見て「騙された!」って感じでした。その後何度か見直すと、なかなか笑えるとんでも映画だということを認識。点数こそ低いですが「ああ俺も違いが分かる(笑)大人になったなあ」と思わせてくれるお気に入りの一作。
takamari

公開時には「リーには死亡遊戯と同時に並行撮影していた新作があった。それが死亡の塔である」という触れ込みでした。でもこの作品に少しでも詳しい人であれば、死亡遊戯と並行撮影していた作品なんて存在しないし、「死亡の塔」に使われているのは「燃えよドラゴン」その他からの流用フィルムであることはご存知でしょう。ですからR・チョウの商魂の逞しさに憤慨するしかない映画、これが一般のこの作品に対する認識だと思います。

しかーーーし、最近ある超香港映画通の方のHPを見て知った驚愕の事実!! なんとこの「死亡の塔」という作品は元々タン・ロン(唐龍)単独主演作であり、完成は1977〜1978年だったらしいです。実際韓国で見られるそのバージョンのポスターにはブルース・リーのブの字も無いとか。ということは元々あった映画にブルース・リーを絡めて、追加撮影して出来上がったのが我々の知っている「死亡の塔」らしいのです。

「デタラメな映画」だとは思っていましたが、「でっち上げて作られたデタラメな映画」だったとは…。素晴らしい(笑)!もう感心するしかありません。

結論:映画的にはやっぱダメダメなわけで2点なんですが、私の心情的な採点→(当然)5点。

(評価:★2)

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