宇宙船内のキモイ怪物に始まり、カプセルが地球に墜落するまでの序盤。B級作品にしてはバカ丁寧な描写で、掴みはオッケーである。ただ怪物、というか宇宙人の“いかにも”な風貌だけはいただけない（笑）。失笑してくださいと言わんばかりのね。

監督のフレッド・デッカーって人は、この作品を観て思ったが、きっとゾンビ映画もSF・クリーチャー映画も大好きなんだと思う。1つの作品に、色々と詰め込みたかったはずだ。それがかえって、ゾンビとクリーチャーが一緒くたになるというヘンテコなユーモアを生み出しているのだろう（笑）。

火炎放射器でもっともっとバカしてほしかったし（しかもドレス着てるｗ）、あの刑事が救われないなぁと切なくなったりもしたが、全体的には意欲作ではないだろうか。