『Boa vs. Python』もＴＶ映画。パイソンと同様の大蛇モノ『アイスランド』で登場するボアがパイソンと対決をするらしい。ＶＳブームに便乗するのは最高なんだけど蛇vs蛇じゃあ少し捻りだ足りない。パニック映画は他にも腐るくらいあるんだから（笑）。そういえば本国アメリカでは大蛇モノの人気作『アナコンダ』の２作目もヒットしましたね。お金があれば彼ら（パイソン、ボア）にもアナコンダと絡ませてやりたいんだが…。

『パイソン vs ワイルドグリズリー』

『パイソン vs ＵＭＡ（レイク・プラシッド）』

なんかもいいよね。クズ映画になるだろうけど（笑

肝心の本編にも少し触れておく。前作のラストで「ＣＩＡになっちゃった」ラーソンは驚くほど出世している。前回の捕り物劇が彼を出世させたという訳である。この続編では前回のおちゃめな性格は微塵にも感じられない。この２年間、ＣＩＡが彼を変えてしまったらしい。しかしながら前回のラストなどこれっぽっちも覚えていなかったために「こいつどうしたんだ？」程度にしか見ることができず。傍から見れば単なる悪人のような描かれ方だった。ただ、問題なのは自己利益を優先させてしまうことだ。後半、米軍が彼に証拠隠滅を図らせようとし、彼は少し躊躇をみせるもののそれにのる。そしてその後、お決まりの展開に。蛇にぐるぐる巻きにされてしまい絶命する。これが前作の主人公の死んだ瞬間。

俺は爆笑していた。

また、ストダード(?)のおまぬけな設定も最高に笑える。元メジャーリーガーがロシアで運送業を営む…。しかもその理由がメジャーリーガーの時に試合中、勝利するために相手バッターに危険球を浴びせたのだ（笑）。殆どアメリカを追放されたという形でロシアに来たのだろう。劇中この男の葛藤はたいしたことも無いのだが、ただラストの物凄いくベースボールな展開は最高じゃないか！

ＮＵイメージもいいけどＵＦＯも侮れない。

あっぱれ。