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[コメント] 死肉のはらわた(1988/米)

数ある「はらわた」史上、最もタイトルを偽った作品であることに間違いは無い!酷すぎる。この辛うじてスリラーと呼べる作品は、演出も編集もしょぼすぎて失笑の連続です…。ただ、ろうあのミクシーと父の関係だけはもっと見たかったかも。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ろうあの少女ミクシー、彼女に対して悩む父親(強がったり、また病的な一面もあったりしたが実際は悩んでたんだろうと思うぞ)、優しい医者とその助手(タリア)……これだけ魅力的な要素があればある程度のヒューマンドラマが完成しそうではある。

しかし、映画そのものを邪魔した(汚した)存在が精肉親父とその見習い。良く言えばカルト映画に仕立て上げたのがこいつら。これはもう監督の自己満足としか思えない。見習いがミクシーを拉致した後は最悪。ミクシーをロープで縛り、挙句の果てには人形のように弄ぶ。そして、「ミクシー脱出→車事故(見習い発狂)→ミクシー親父に捕まる」の展開になる。演出がしょぼいが為に感じるもんが皆無なんだが…う〜ん、考えてみたら一応カルトだ…。結局、どっちつかずな作品でもあるのか。

とりあえず、この精肉のエピソードのおかげでホラー映画じゃないのにホラーファンの間ではちょっとだけ名の知れた作品…なのでしょうな。

ちなみに原題の『Murderer's Keep』だってホラー映画用に後付されたものだろう。劇中にあるタイトルは『Mixie』だしね。

(評価:★2)

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