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[コメント] バスケット・ケース(1982/米)

コメディ要素が根底にあるため中盤までは笑って観ていられるが、さすがに後半は笑うに笑えない。完璧に兄弟の悲劇を描いたドラマと化しており、その辺を上手く監督は狙い描いている。2人は絆で結ばれていても、同じ血が流れていても…。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







当たり前のことだが、人格の異なる人間同士なのだ。

医師への復讐を含め、目の前にいる兄弟もまた彼らにとっては重要な問題だったのだ。「復讐は、兄を協力してやった」と弟ドゥウェインは言っていたが、最終的には必ず兄弟間のことへと問題は辿り着くはずである。兄の行動を理解したくとも、分かっていても批判的になってしまうのは、自分が兄とは違う人間なのだという一つの証明ではないか。後半に描かれるこの顛末には悲劇しか感じられない。

う〜む、カルトだ。

(評価:★4)

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