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[コメント] ルール(1998/米)

スクリーム』は96年。『ラストサマー』は97年。そしてこの『ルール』が98年。ホラー衰退の90年代なんて言われるけど、そうでもない?スリラーと上手く融合した佳作(コレ)〜上級(スクリーム?笑)が多く製作されたんだナ
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まぁ突っ込めば突っ込むほどキリがない。1つの映画として観るならば良いですが・・。便乗作品?二番煎じ?「NO」とは言えんわな。でもこういった作品が製作されたのは、一種のブームであるのだから全否定などはしたくない。何しろ、製作を求めるのはファン。映画館に足を運びまくったのだからね笑

冒頭、GSのシーンの男性はブラッド・ダーリフのおじさん。しかもクレジットされていない。ホラーに数多く出演する彼にとってこの登場は、後の展開を痛烈!に期待させるものだった。(結果的には佳作なんですが・・。)

結局犯人は、高校時代のナタリーと親友によるハイ・ビーム伝説の模倣によって殺された男性の婚約者、ブレンダであったわけですな。都市伝説に沿って殺人を犯していく・・という行為は実に興味深いけれど、やはり関係の無い人々を殺傷していくことには疑問が残る。しかも過剰に。これはスクリームやラストサマーをはるかに上回る残忍っぷり。ラスト、怒り狂ったブレンダを見て「ああ、こりゃあしゃあないな。」って思ってしまうのも何だか虚しい・・。あと、今述べたことと少し矛盾してしまうかもしれないが、工夫を凝らした殺しの演出は見事だった。新鮮味がある。

都市伝説をもっと掘り下げるべきだったような。アーバン・レジェンドっていう原題にしては・・。

(評価:★3)

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