[コメント] バニラ・スカイ(2001/米)
ラストが良かっただけに前半が蛇足に思えて仕方ない。だって・・ドラ息子の放漫っぷりは見ていて胸糞悪いだけ（笑）。まぁその分、後半にかけての疑問とその結論には十分と評価。しかし、キャメロン・ディアスの女優魂には感心しちゃいました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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観ていて最初に思ったことは（中盤あたり）、恋人を絞め殺すシーンでは「シドとナンシー」の物語に似ているなぁということ。恋人に・・悪い意味で言えば汚染され、挙句の果てには殺してしまうハメに・・・・。でも、この考えを覆したのはもちろんラスト。まさかデヴィットが死んでいたとは。驚きの展開に好感。
で、最後、観終えてから思ったことは・・・『トゥルーマン・ショー』と性質が似ているなぁと思った点。バニラ・スカイの「夢に振り回される自分」と、トゥルーマン・ショーの「偽者の現実に振り回される自分」。性質が見事にピッタリなのです。なので、この映画に関して言えば新鮮というよりも、ストーリーへの驚きのほうが強烈だった。
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