このような話は日常茶飯事だと思う。少々エスカレートに扱ってみたのがこの映画。両者のいがみ合いは、社会への不満や疑問が散りばめられていて、納得は出来る。ただ、如何せんくだらないことに時間をかけすぎた脚本が悪い。というか、自分の肌に合わなかった。これなら、もっと簡潔に話はまとまるハズだし、もう少し気持ちの良いラストを拝むことが可能だったかもしれない。あのいがみ合い、いくら何でも情けなくなるわ。結局は最初とラストが重要なカギであって、伏線が殆ど張っていない脚本。それでは盛り上がりに欠けるだろうし、あまり面白いとも言えないだろう。もっと無駄を省いてサッパリいってほしかった…。８５分くらいの作品でもOKでしょう…。

コメントでも書いたが、わざわざこのような題材を扱ってまで「清く正しく、人間らしく。でも、人間の本質は…」みたいな（笑）メッセージを残されても困るだけ。インパクトが足りん！

ベンもサミュエルも地味な演技の直球ストライク空振り三振だし…。

本当は★１のところだが、最後のディナーシーンにだけ加点。唯一の見所（苦笑