延々とコンビニのコピー機で友人のノートをコピーし続ける、テスト前に大量発生するバカ学生どもの姿。それを直球ならまだしも、星野ばりの８０キロ台前半のスローカーブで見せられたら怒りが爆発しないわけがない。

きっと、北村龍平がオーストラリアで得たものは「オーストラリアは世界最大の羊毛生産国で、世界総生産量に占める割合は約３割で、羊毛輸出量は世界の約６割をしめているのか。ふーん。よーし、じゃあこれでいこう」であり、質より量で攻めることで世界の映画産業を席巻しようと決心して実行しているのかもしれない。

ここまで執拗に繰り返されるアクションシーンは、新ジャンルのサブリミナル効果を演出しているのだと持ち上げたところで、北村龍平が男になれるとは思えないから、俺はこう言おう。

これがオーストラリア帰りの似非オージービーフ野郎の出した答えで、これで邦画の復興が出来ると思いこんでいる奴らのドンチャン騒ぎとは一線を画したいものだ。

2003/7/28