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[コメント] スパイダー・パニック!(2002/米)

我が県では劇場未公開となり、落胆していたのだが、某映画館様と某本屋様のおかげで試写会と言う形で劇場で鑑賞する事が出来た。感謝感謝。 2003年3月21日試写会鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







とにかく評判どおりの面白さ。クモが跳ねるつぶれる吹き飛ばされる。

思うに、ショットガンって史上最高のエンターテイメントじゃないかと思う。アクション映画とかでもマシンガンで掃射するよりも、ショットガンで対象を吹き飛ばすシーンの方が映える気がする。やはりショットガンと言う大口径から繰り出される散乱弾をマトモに食らった的が吹き飛ぶシーンってのは最高に爽快だ。『バイオハザード』(ゲーム)でも巨大クモがでてくるが、やはりそちらもショットガンで吹っ飛ばせる。この映画では、そのゲームの何倍以上に爽快に吹き飛ばしてくれる(数が多すぎてちょっと爽快とも言い難いが)。

そして、スパイダー達の茶目っ気。笑える。クモの大群を指揮するクモ、巨大クモがシャッター壊しておいて、小型クモが乗り込んでくるというチームワーク。もう最高すぎる。

何よりもバイクとのチェイスシーン。爆笑だよ。空中で蹴り飛ばされてもとにかく跳ねる跳ねる。映画史に残る名シーンじゃなかろうか?挙句の果てには車に吹っ飛ばされて緑色の血液を跳び散らし、爆発炎上。ただここで一つ問題だったのが、このバイクチェイスシーンに2秒か3秒ほどだけ義父のシーンが入る。あのシーンは明らかに無駄。お陰でバイクチェイスのテンションが少し下がった。あそこの編集は下手だと思った。

しかし、この映画。クモだけが取柄じゃない。アホな登場人物のアホな会話と行動。そしてクモに糸を巻きつけられながらも楽しそうに回転する被害者と、仲間が襲われているのにその事に一切触れない適当さ。やはりB級映画ってのは真面目に作ったらダメだ!

そして、何よりもクライマックス。ショッピングモールの立て篭もりは『ゾンビ』で、町民の中にはなぜかホッケーマスクを被った明らかに『13日の金曜日』(ジェイソン)意識のおっさんも居る(ここでも例の如くジェイソン=チェーンソーと考えられているがジェイソンはチェーンソーを使わない)。そして、保安官は襲われた町民のチェーンソーをつかんでクモをぶった切る。これは『悪魔のいけにえ2』のデニス・ホッパーだ!

そう、これはホラー映画のパロディでもあったのだ!

スタンガンの伏線も上手く使い、そしてショットガンを爽快に扱う。劇中マシンガンで掃射なんてケチ臭い事しているシーンなんてない。ショットガンで吹き飛ばし、ボーガンでぐちゃっ、ぴゅーだ!最高すぎるぜこの映画!

まぁマシンガン使っても面白かった映画(『ザ・グリード』)もあるけど(笑)

とにかくツボを押さえまくりの演出。っていうかただのバカ。クモに襲われる人も製作者も犬も猫もダチョウも、そして何よりも観客皆が楽しめる、という精神(?)が最高すぎる!

だから、クモによって坑道に連れ込まれた被害者が、最後の爆発の時にもしかしたら生きていたかもしれないだとか、町民の人数が異常に少ないとか、下手な突っ込みはなしにしようぜ!ひゃっほう〜!

最後に・・・

この映画を劇場上映して下さったのは広島サロンシネマ様とフタバ図書様。この映画を劇場で見れた事を嬉しく思っております。本当にありがとうございました。

(評価:★4)

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