[コメント] シッピング・ニュース(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
土曜日(16日)ねこすけは朝おきて『Mr.ルーキー』を見ようと思いテンションを一人であげていた。そして新聞の映画の時間を見ると、「次週公開」このショックでねこすけはそのまま、テンションダウン。しかし今日は13年間最後のスイミングだ!頑張るぞ!再び気合を入れるねこすけ。しかしスイミングにつくと「最終回は来週やで」・・・・・・。この心の傷は大きい。帰り道。チャリで転倒。風呂場で滑って股間を強打(はうぁぁ!!)その後木箱で右足の指を強打。痛い・・。この肉体的なダメージよりも、どこまでもアホな自分に気付いた心の傷は痛い・・。
と、まぁくだらないこと延々と語りましたけど、この映画は「心の傷」の「回復」を描いてるわけですね。ラストでクオイル(ケビン・スペイシー)のナレーション(?)っぽいので言ってます。「心の傷もいつか癒えるのだろうか・・・」とね。
はてはて?私の心の傷も癒してくれ!(爆笑)
んでまぁ、この映画のラストで大嵐が来て結局「嵐去る」でしたが(笑)
あのラストの家の崩壊(嵐で)は彼のこれからの出会い(恋愛や仕事仲間との付き合いなども含め)上手くいくためには過去(つまりクオイル一族の昔してきたことは悪い事だが、そんなことにとらわれず・・。ここではクオイルの過去の出来事、つまり最低の奥さんと結婚して、逃げられ、妻は事故死、両親は他界。こういう過去)にとらわれず、自分で生きていけ!過去にとらわれるな!って意味も含めてあるのかな?
音楽もかなり優秀。映像も雄大な自然でもう万歳!でも、なんだろう・・、この不完全な消化は・・。
結局この映画が言いたいのは先にも書いたことだが、「過去にとらわれるな」って意味だと思う。だけどテーマの「心の傷の回復」は何処で描けただろうか?
もしあのナレーションがなかったら?ラストでナレーションが「心の傷も癒えるのだろうか・・」ってありましたが、もしこのナレーションがなければ、この映画が何を描きたかったのか、私は理解できず、ただ延々とダメ男が少しずつ回りに溶け込んで、本当の恋愛をする物語としか解釈できなかったかもしれない。
いや、もしかしたらこのダメ男(クオイル)が周りに溶け込むこと自体が「傷の回復」なのだろうか・・・?よくわからんが、何か消化不良が残った。
しかし、この映画は今求められている(?)癒し系映画。癒すというのはどんなもんだろう?と見に行った結果、まぁ癒し系としてはいいんじゃないかな?って程度。
けど、この癒しに重要なのはあのところ何処で笑いを取るところだと思うなぁ・・。「IBM」。このケビンの台詞で劇場内はかなり笑ってました。
今気付いたけど「IBM」って並び替えたら『MIB』・・・『メン・イン・ブラック』!?
ただジュリアン・ムーア骸骨みたいな顔してたよ・・。気持ち悪い・・。
マメ知識・・・クオイルの娘役の女の子は3つ子で交代に撮影してたとか・・。皆さん見分けつきましたか?
映像・・・4☆☆☆☆ 音楽・・・4☆☆☆☆☆ ケビンの演技・・・5☆☆☆☆☆
総合・・・3☆☆☆(消化不良です・・)
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