期待通りの作品に仕上がっています。SFXだけでも見る価値があるでしょう。 １４０分の上映時間に耐えうるだけの良い作品です。 エピソード６でのディズニー映画みたいな親子向けキャラやシーンも無いし・・・ ルークの伯父伯母の若かりし頃にエピソード４での面影を感じ、SFXだけではない丁寧な作品づくりに感心していました。

ヨーダを含むジェダイ全体の未熟さが目に付きました。 パンフにも書いてあるとおり、また、クローン部隊のコスチュームやバトルシップがでてきたり例のBGMが流れたり・・・ 最高議長が将来のダークサイドの中心人物になっていくことは見ている者に容易に想像させます。 そのような元老院内部の不穏な動きに気がつかなかったり、犯人探しや戦争に積極的に参加したり・・・ ジェダイの本来あるべき姿とは離れてしまっている感が否めなかったのは自分だけでしょうか？

ジェダイそのものも成長の途中なのだと思って割り切りました。 エピソード４〜６でヨーダが隠遁生活を送っているのはこの反省のため？　 とにかく、次作でうまくつじつまが合うところを楽しみにしています。

アナキンがオビワンと決別してダークサイドにいってしまうのは？？ 今作で母親が殺されたときにとったアナキンの行動を考えれば・・・ 次作でアミダラ姫に降りかかる不幸は容易に想像がつくところまできてしまいます。 そこを見ている者に納得させる意味でも、今回の少し冗長に感じるラブシーンが必要となるのでしょう。

本当の意味での採点は９作終わった後にしなければなりません。 それにしても、唯一正しいのは若きアミダラ姫のみ。 今作の時点で一番スマートなのはヨーダでなく最高議長！ 全ての争いはその二人に始まる。　 全銀河を巻き込む戦争という話の壮大さに比べて情けない事ですね。 今までのこのシリーズの功績を考えれば９作まとめて５点を付けるでしょうが、もし引っかかるとすればその辺りになるのかな？