視聴率のため手段を選ばぬテレビ局と騒ぎ立てる視聴者は、閉鎖騒動で話題を作る某巨大掲示板管理人と踊らされて喜んでいるバカ住人にも見える。ただ、インターネットというネットワークが整備されたことで、ここまで狂人さんがありふれたものになるだろうとは、シドニー・ルメットでも想像できなかったに違いない。ネット上には素の狂人さんは掃いて捨てるほど存在するわけで、狂気はブラックジョークではなく、もはやただの現実なのよね。