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[コメント] 4匹の蝿(1971/伊=仏)

処女作から続く、アルジェントが確立されるまでの試行錯誤時代。後世の我々からすると、傑作『サスペリアPART2』でアルジェントが大爆発するまでに至る道程として興味深い。
ペンクロフ

家政婦が殺されるくだりは素晴らしい。公園での待ちぼうけ、メチャクチャな編集で人が消え、無理やりな編集で暗闇になる。緑の通路なんか『シャイニング』の元ネタのひとつなのではないか。もちろん話はデタラメだ。家政婦がなんであれほどバカみたいに待ち続けたのかもよく判らない。

主人公が訪ねる友人「神様」とかホントひどくて、お約束らしき我々の知らないギャグ(神様を呼んだらハレルヤ流れるとか)にポカーンとさせられる。郵便配達人も完全にコメディリリーフ。しかしそもそも殺しだらけのジャッロで平気でギャグやってんのが、恐ろしく悪趣味なんだよなあ。

(評価:★3)

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