コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ティム・バートンのコープス・ブライド(2005/英)

死者の世界であふれた《愛》が、生者の世界にそそがれる。
わさび

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ホラーであり、ファンタジーであり、ラヴ・ロマンスであり、悲劇であり、喜劇であり、復讐劇であり、それらがうまい具合にブレンドされてて。

この世が灰色にくすんでいて、あの世が色彩豊かに描かれているあたり、皮肉が効いてますね。

技術の進歩と予算の増加で、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『ジャイアント・ピーチ』に比べて登場キャラクターの表情も豊かに。

死者の国では骨格好きにはたまらないシーンが続出で、とくにダンス・シーンは必見。ややデフォルメされてはいるものの、それが無表情な骸骨に個性を与えていておもしろい。

ラストのはかなさと美しさは秀逸です。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。