[コメント] グロリア(1980/米)
説明も少なく、展開も唐突で、それでいて緊迫感に満ちている。骨太のヒロイン、ジーナ・ローランズに脱帽。
ジーナ・ローランズの困惑した表情に、徐々に固い意志が浮かび上がる。「なぜ、そこまで?」の部分を語らせなかったことで、より観客へ訴えかけてくるのだと思う。
そして、ビル・コンティの音楽。とにかく盛り上げてくれる。不安感と緊迫感でいっぱいになる。「この音楽なくしてこの映像が映画作品たり得たか?」とまで感じられる。
これを観た後だと、シャロン・ストーン版はやはり物足りなく感じるだろう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。