[コメント] 夫たち、妻たち(1992/米)
アレンお得意の告白小説?形式の映画だけど、気になるのはカルロ・ディ・パルマの撮影。オープニングの動きの速い手持ちカメラでの撮影はちょっと酔ってしまたけど、実験的な撮影方法に時々ハッとする(この場面では長回しでズームを使っていないから余計に酔いやすくなっているのだと思う)。
カルロの室内撮影は被写体とカメラの間に障害物を置いて空間を作るのが好きみたいだけど、ちょっとやりすぎな気もする。撮る場所によって照明が違うせいか画面の色が全然違ってるのは面白いと思う。相変わらず画面は綺麗だけど、彼の撮影は外の景色が一番好き。逆に『セプテンバー』みたいなのはあまり好きじゃない、モノクロの『影と霧』は好きだけど。あと、手持ちカメラはぶれが気になるのでやっぱりやめて欲しい。
#アレン映画にしては珍しくズームも使われてるのも注目
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