[コメント] リトル・ロマンス(1979/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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さて、これを書いている今現在、シネマスケープにアクセスできない状態のため、他のコメントが一切読めない。早く復旧してほしい・・・。土から芽を出そうとするふきのとうのような心境だ(なんだそれは)。
話を戻すが、『小さな恋のメロディ』について言及しているコメントが、幾つかあるのではないだろうかと予想している(当たるだろうか)。そう思えるぐらい、「小さな〜」を強く意識させる映画だった。私の頭の中でコメントを色々考えたのだが、どうもそれがまとわりついて比較してしまうのだ。別に比較が悪いわけではないがここは一つ、オリジナルな視点で考えてみよう。
(注)ただ今コメントを見たがそれほど言及されているものはなかったな。まあ俺の予想力なんて所詮こんなもんよ・・・。
リトル・ロマンスの長所はロードムービー的な構造をとったことにある。旅をする、という非日常的な行為は、いってみれば「夢(眠っているときに見る)」と置き換えられる。つまり、ベネチアまでの旅はふたりにとって夢だったのだ。互いに協力し、冒険し、恋を育んでいき、最後には結ばれるというハッピーな夢なのだ。作品を覆う非現実性は全て許される。更にいうならば、夢であるが故に我々はファンタジックな世界により集中して同化できるのだ。
そして、目を覚ませば現実の世界、別れが待っている。旅の部分とそれ以降の部分の落差によって確信した。
同時に私はこう思う。
「いい夢みさせてもらいました。」音楽も良かったか。
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