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[コメント] アバター(2009/米)

サイレントがトーキーにモノクロがカラーに移り変わったように、3Dへ移り変わる分岐点がこの映画なら観ておいた方がいいのだろうと思い劇場へ行った。2010.3.4
鵜 白 舞

3D版を観た。前売りを買ってしまっていたため、開場前の映画館に行って並んでやっと前から3列目の席だった。こんな目にあうのはマトリックス以来だ。期待は高まった。

ところで、20年位前だと思うが(そんな単位で語れる年になってしまったのだなあ)、ドラえもんだったかアニメ本編のおまけみたいので3Dを観た記憶がある。そのときは左右に赤と緑のセロファンが張られた紙製のメガネだった。赤と緑の2重で書かれた線が画面に映し出されていたと思う。飛び出す!と聞いていたがそれほどでもなかったような。とりあえず3Dという珍しいものをみた記憶だけが残っている。

その当時の感覚でいたので、劇場でプラスチック製のサングラスのような重いメガネを渡されたときにまず驚いた。技術はどうやら進歩していたらしいと。

そして本編前の予告編を見た時点で驚いた。アリスが穴に落ちたりしていたと思うが、おおその高低差がわかる!これが世の中が騒いでいた奥行きというものかと感動した。 その高低差はアバター本編では竜の背に乗っている臨場感になり、気分爽快だった。 アバター以前にも何度か3Dの映画というのを聞いたことがあったが、より3Dの魅力が出ていたのがアバターヒットの理由だったのだろう。

サイレントがトーキーにモノクロがカラーになるほどの衝撃はなかったが、これからの映画には奥行き感というのも要素の一つになるのだろう。新しい映画の楽しみ方を示してくれた点でとても面白かった。願わくは、メガネなしで3Dの時代が来ます様に(やっぱり重いし暗い)。

(評価:★4)

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