『ジョーイ』の泣かせる兄貴マーク・シンガーをはじめ、『ボディ・ダブル』で見事にエロい肉体を披露したデボラ・シェルトン（本作でも思いっきり脱いでニセ乳を揉まれます）。ルーク・スカイウォーカーから17年、見事に「単なるちっちゃいおっさん」に成長したマーク・ハミル（実にあっさり殺されます）。ロバート・パーマーの後を継いだパワーステーションの２代目ボーカリストマイケル・デス・バレスは名うての国際テロリスト（なのに妙にスケールが小さい）、『羊たちの沈黙』で吊されちゃう警官チャールズ・ネイピア、ジョン・カーペンターの元嫁エイドリアン・バーボー、『ビバリーヒルズ・コップ２』の小ずるくてよく喋る東洋人税理士ギルバート・ゴットフリードなど、どっかで見たことある俳優オンパレードみたいでなんとなく楽しかったわけだが。

冒頭のシーンも、よく考えてみると「あ、『ボディ・ダブル』なわけね」と納得はできるのだが。