コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] プリティ・ウーマン(1990/米)

娼婦の視点と妻の視点。女の内部で起こっている精神的移行。男:「女はわからない」
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







マンション、キャッシュカードを用意され、 専属娼婦=恋人パートナーに、と言われ、とまどうビビアン。

娼婦=男をバカにする目線、イメージ。 この役割だからこそ、金持ちとも割り切ってつきあえた。

妻=男を尊敬する目線、イメージ。娼婦でなくなったら、 とたんに釣り合わなくなる。何もできない、ただの女。

一人の女として、徐々に彼に惹かれていくが、 所詮、私は娼婦、という自己イメージとの葛藤が邪魔をする。

娼婦→単なる恋人。自分の中でうまく変換できない。

目標を持って、やり直す決意をすることで、 自分を正当化でき、恋人としての自分の存在も肯定 できるようになった。

--------------------------------

チビデブハゲ=ぶ男でない有能な金持ち。 (女の視点は消去法からはじまる。許せるか許せないか) 普通の男が真似して、映画のようにうまくいかどうか。

女は美人。娼婦でもいい、は返って男の懐の深さを示すことに。

マイ・フェア・レディ』でのセリフ「女はどう振る舞うでなく、 どう扱われるか。」

ビビアンは娼婦として扱われずレディとして扱われた???

エドワードの引き立て役=スケベ弁護士スタッキー。

高卒と院卒。美貌と癒しによる上昇婚(玉の輿)。 男女逆は可能性はあるが難しい。性行為のさいの主導者(普通は男)と 受動者(普通は女)の精神的序列の一貫性を保つのが大変だから。

--------------------------------

ロデオ・ドライブ=ブランド街。雑踏に日本人女性?

一晩300$。6日間で3000$。

M&A。1000万$で1社買って、バラバラにして売る。

会食。レディ同伴。エスカルゴ、つるんっパシッ。

エドワード・ルイス、浮気した父への復讐。 父の会社を乗っ取った。それまで精神科医に1万$。

赤ドレスに25万$のネックレス。パタッ!キャハハハ! 裏表ない自然体を演出。

モース造船の買収を人道的に?中止。業務提携に転換。

======================

深い感銘は受けませんでしたが、展開が流れるようでした。手際のよさか。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。