[コメント] シー・デビル(1989/米)
現代において、美しからざる者が幸せになる方法は、なくなりつつある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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不美人ルース(ロザンヌ・バー)が最後にハッピーエンドになれる ストーリー構成は、なかなか難しい。
顔がブスのままで、幸せになりましたとさ、では 誰も納得できないほどの見た目重視の時代になりつつある。 金持ちになったり、仕事で成功したり、出世しても・・・顔が ブスなら意味なし。商業映画は多数派に納得してもらわないと。
美人が不幸になることで、相対的に幸せを感じるしかない。あとは整形。
ロザンヌ・バーとリンダ・ハントが初対面でお互いに “似たもの”を感じる眼差しがさびしい。
食べる行為の一時の幸福感が麻薬。
アメリカの老人介護模様も少し。クスリ漬け。
メアリー・フィッシャー(メリル・ストリープ)の表情演技。 足をペロペロなめられ・・・。陶酔→驚き→情けなさ。
後半のあの不吉な音楽は、ストラヴィンスキーの「火の鳥」のパクリ?
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