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[コメント] オーシャンズ11(2001/米)

女の値段について+「藤原保昌月下弄笛図」
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男がつける値段と女自身が思っている値段がある。

女はタダ〜∞まで。基本的に女に点数をつけるのはタブー。

1億6千万ドル・・・踏み絵だ。この金額をつまれても、恋人を売らない男がどれくらいいるか?

「おれの恋人は○○点くらいかな。」ビデオテープで撮られて、 恋人に見られたら、やばい。別れさせ屋で使える。

女性の選択。自分を売り渡しても、金を取ろうとする金持ちか。 誠意ある泥棒か。あるいは、男という生き物に愛想をつかして、 女ひとりで生き抜くか。これが現代っぽくていいかも。

美術館のキュレーター(館長?)には、未練がないのかしら。 仕事と男、選択の分れ目。

美術:月岡芳年の錦絵「藤原保昌月下弄笛図」ですよね?映画では笛吹きの人の部分だけ切り取られ大きく伸ばされていますが、本当は、背景があってその緊張感のある構図が売りなのです。あの絵は好き。もったいない。

♪月の光

娯楽作なのに、何を考えてるんだぁー自分は。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)あさのしんじ[*]

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