大人げない書き方かもしれないですがメチャメチャ面白かったです。まるで映画のラストシーンかと思わせるオープニングからラスト少年Aを完膚無きまでに陥れるシーン、そしてラストの一言。素晴らしかったと思います。特に悪ガキ連中を容赦なく復讐するシーンに一瞬のとまどいはありつつも少し興奮しました。あんな中学生誰が見てもぶん殴りたくなりそうな中学生ばっかじゃないですか。正直「ドンドン追いつめろ！」と思いました。

ラストの少年Aの電話での復讐のシーンにはアドレナリンが出まくったのを覚えています。しかし本来「気持ちのいい」などとうかつに言えない映画ですね、さすがの『許されざる者』の主人公でも復讐に関しては躊躇すると思います。ブロンソンは絶対殺すと思うが・・。

ただとまどいもあります。この映画全般に言えるのですが話の描写がリアルでこまります。まだ中学生が先生に頭ぶち抜かれ殺されるシーンだったら「ワッハッハ！」と大声で笑えますが、そんな映画では無く淡々と進行していきます。娘を殺した少年Bの描写なんか母親も含めてしんどいですね。生き地獄でしょ、あんなの。自分がその立場だったらどうなんだろうと考えます。「僕ならそこまでできんぞ・・」と思いますが、頭ではそんな事ないんでしょうね。　　けど凄い楽しめました。