前作は変身？シーンには驚いたが、二回目となるとやはり驚きは薄れる。それを見越して増量したのだが、大盛り過ぎて途中でだれてくる。二回目の視聴時には、家族パートを早送りしたら大分集中できた。アクションばっかりだったら飽きるし俳優の見せ場も必要だと思うが、人間関係（特に家族）が薄っぺらくて話を進める為の駒（お笑いパートと主人公復活パート）にしか意味がないのは残念。

　しかし映像に関しては、こういう絵を撮りたかったんだな、と良く分かる格好いいシーンがいくつかあった。冒頭の道路を破壊しながら走るシーンや、空母破壊シーン、オプティマス復活シーンなんかは観て良かったと素直に思えるシーンだ。

　あれだけもったいつけたフォールンだが、あっさりやられたのはがっかりしたが（尺の都合か）、全体的に人間パートを減らして（家族のトタバタシーンや寮部屋での人間型ロボットとの戦いなど）もっと短くしたほうが、切れが出てもっと良くなったと思う。