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[コメント] あのころ僕らは(2001/米=スウェーデン=デンマーク)

若者らしくハングアウトする少年少女の姿を良く描いているが、それだけで終わっているのが残念。
Keita

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 全編見られるには見られる。ディカプリオトビー・マグワイアが今ほど売れる前に出演したアート作品ではあるが、売れる前だけにアイドル映画になっているわけでもないし、青春を描くという視点も良くわかる。 音楽も洒落てるし、全編モノクロでドキュメンタリーっぽい雰囲気も悪くない。

 プラムというカフェだがバーに集まって、わいわいと騒ぐ様子は見ていて結構面白いし、若者らしさというのが感じられる。自分がこの中にいたら絶対楽しいだろうな、と見ていて感じた。前半はその場面が中心なので、出演者と似たような気持ちになって楽しめたと思う。だが、少しそれに飽きが来た後半からの展開がしっくり来ない。心に響く青春モノでは感じさせるようなカタルシスが全くといってよいほど感じられない。だから、前半は楽しくてよくても、最後まで見ると、一晩ただ騒いでそれでどうした?という気持ちがした。もっと青春の切なさ、みたいのを感じさせて欲しかった。

 ちなみに、ディカプリオはこの映画の公開をアメリカで中止させているが、それってヒッチハイクの女の子をボロクソに言ってみたり、出っ歯をつけてみたり、女たらしな様子を見せてみたり、というのが演技ではなく素だからかなぁ?とちょっと考えてみた。(笑) 

(評価:★3)

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