[コメント] 巴里の恋愛協奏曲(2003/仏)
アラン・レネが監督する意味がない作品であり、ミュージカルとしても恋愛劇としても平坦で面白みがない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アラン・レネはこの作品のような映画を作っても、自らのキャリアを貶めるだけで何のメリットもないのだから、いっそ引退してしまえば良いという考えすら頭を過ぎった。
レネ監督作ということを差し引いても、とりわけ目新しいこともなく、恋愛感情も嫉妬も描写しきれず、密室劇という設定が逆に仇になり退屈してしまった。冒頭の切り絵のようなイメージを切り替えながらナレーションでキャストとタイトルを紹介する手法や、ファーストシーンが始まる際の俯瞰ショットなど、実験的な試みがされるのかと期待させる部分もあったのだが、その後の展開は凡庸なものだった。
ラストシーンで「映画、楽しかったでしょ?」と観客に押し付けるかのようにキャスト全員で歌われる歌がまた白々しい。
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