[コメント] アンダーワールド:エボリューション(2006/米)
ハイテクとゴシックの融合という、斬新なビジュアルとアクションで楽しめた前作。それが前提にある上で、肝のアクションで前作を下回っては、映画を楽しめなくても仕方がないだろう…。(2007.01.21.)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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前作の方が面白い! 続編の罠に見事にはまった作品で、1作目ではそのスタイリッシュさが斬新に映ったのだが、2作目でそれに慣れてしまうと観客は「違うもの」を期待するのだ。「違うもの」のひとつであるストーリーがこの映画は弱すぎた。
マーカスにしろ、ウィリアムにしろ、プロローグから引っ張っている割にはクライマックスで敵役としての魅力は発揮してくれない。敵の魅力が想像以下であると、主人公も生きない。クライマックスではセリーン=ケイト・ベッキンセールのクールなアクションを存分に楽しめるかと期待していたが、前作と比べて見せ場が少なかった。見たかった部分であるアクションでの楽しみが削がれてしまったのが非常に残念だった。
ビジュアルに圧倒的な魅力があるこのシリーズ。魅力の乏しいストーリーを進めるよりも、セリーンのアクションをまず生かすことを中心に映画を組み立ててほしいものだ。
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