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[コメント] PARTY7(2000/日)

正直、『鮫肌男と桃尻女』は嫌いなのですが、こちらはツボにはまりました。
Keita

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 このクダらなさが○。石井克人は『鮫肌〜』より、こちらの方が彼らしいと思う。一度講演を聞いたことがあるのだが、彼は作っていて、自分たちが楽しくて面白いものを求めていて、結構あっさりした感じの監督だと思う。この映画でも、死ぬほどクダらない内容をあっさりやってのけた。彼自身の娯楽を追求した形がこの映画といった感じがする。

 オープニングのアニメーションなど映像的に見てかっこいい部分もあるので、雰囲気的にはガイ・リッチークエンティン・タランティーノ系統の映画だけど、この映画の方がクダらなさでは勝るかもしれない。とりあえず、登場するキャラクターが全員濃いし、バカで面白い。特に、普通に考えて浅野忠信のあの役はあり得なそうであり得る、ミスキャストのようでハマり役なのでかなり面白い。それに加えた原田芳雄のキャプテン・バナナ。このコンビは最強です。他のキャストも魅力的だし、ギャグも個人的にかなりハマりました。かなり笑えたので、クダらなさも全然許せてしまう。おまけのように付いているうんこのエピソードもかなり好きだし、「ジョルジオ・アルマーネ(本物)」は予告編で見た時点で笑ったし、最後全員が集結してそれぞれ勝手に暴れているところもドタバタ感がかなり笑えた。全編通して、淡々とした中で、淡々とギャグを放ちまくる感じが気に入った。この手の映画はギャグに冷めてしまうと悲惨な結果になるが、それがハマって爆笑できると楽しくて仕方ないです。これだから、バカ映画は好きです。

(評価:★5)

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