高校で週１回ある必須クラブ（課外の部活ではない方）で、某坂田先生の趣味だけでできたのが「ＳＦ・怪奇・クルマ研究会」。ただテーマに沿ったビデオを借りてきて視聴覚室で見るというだけという、非常に都合の良いクラブだった。

僕が名誉あるビデオチョイスの担当を任されていたのだが、ある回で借りてきたのがこの『死霊のはらわた』。僕と坂田先生は笑いにまで昇華された極端な描写にクスクス笑い、女性が木に襲われるところで大笑い。しかし、様子がおかしいと辺りを見渡すと他の生徒はクスリとも反応していない。それどころか冷ややかな目で僕を見ている女までいる始末。

この必須クラブは１限＝50分で終了するため、放課後希望者は続きを見に来るという慣わしになっていたのだが、続きを見に来たのは先生・僕を含めて３名だけ。 見終わってから坂田先生が一言。「おい。やっぱ、学校でコノ内容はマズイだろう」

あんただって散々楽しんでいたじゃないか！。。。そういう意味で思い出の１本です。