「お金」とは何かを考えさせられる映画。

最初は単なる銀行強盗の「訓練」のつもりで周りは動いている。 あくまで「訓練」であるから、犯人側と警察側のある意味での馴れ合いで終わるかと思いきや クソ真面目(笑)な犯人役のおかげで、いつのまにか皆が真剣になっている。

「訓練ごっこ」から本当の「訓練」へ。

生命の危険がないのと、金が新聞紙なことを除けば、もはや本当の強盗事件と変わらない状況。

じゃあ「お金」って一体なんなんだろう。 あの状況において、犯人役の一人がばら撒いた新聞紙と、本来の現金と、それほどの違いがあるのだろうか。