Ｘファイルの科学（ジーン・カヴェロス(著),Jeanne Cavelos(原著),柴田裕之(訳)バベル・プレス）という本に「Ｘ−ファイルに出てくる科学者は実にリアルで，アメリカの子供たちの中にはその姿にあこがれて理系になる子もいる」みたいなことが書かれていたんだけれど，それが本当なら大変なことですよ．ホントの学者はもっとフツーだっつーの！それよか『スタートレック』シリーズを見て学者になって欲しい．最後のフロンティアは一国の政府が隠したりするもんじゃないはず．結局，フィロソフィーがないとダメなんですよ．

でも『Ｘファイル』にも誉めるべき点がいくつかあります．それは脇役の演技力に支えられた高いドラマ性，優れたカメラワーク，そして英会話の教材として優れているという点です(台詞がゆっくりで明瞭に聞き取れる)．