[コメント] 電信柱エレミの恋(2009/日)
何とも淡く儚げなつながり。しかしそれが性愛情報の氾濫する現代より、さらに数十年を遡る時代の物語と知り、自分たちは甘い夢に浸る。それを後ろ向きな時代錯誤と誰が笑えよう。電柱と人間の恋という、実にロマンティックな題材は創り手の粋な計らいにより、静謐で言葉に表せない心の交歓を現出させるのだ。
(水那岐)
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