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[コメント] 愛と哀しみの果て(1985/米)

私はかつてこんな(男から見て)生意気な、逆に言えば自立心の強い女性を見たことがない。原作の1つ「Out of Africa」は私の愛読書の1つだがその作者がこんな人とは!(本書に恋愛の話はない)。しかし本書の彼女の聡明さは際立っている。だから、思うに彼女は、
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だから、思うに彼女は単に気が強いというより、その聡明さが男との付き合いに出て来たのではないかと。

タイトルは誰に聞いても不評だが、愛と(夫に分かってもらえなかった)哀しみの果てに在ったものは(わかってもらえそうだった)男の死と一人アフリカを去らなければならなかったということ、という意味で捉えれば、そんなに悪くはないでしょう。

映画作品として、撮影は群を抜いているし、メリルの演技(離婚前と後では態度・様子が違う点に注目)も素晴らしいが、1つだけ挙げるなら、テーマ曲だろう。映画音楽史上ベストの1本と言っていい。

(評価:★5)

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