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[コメント] 小早川家の秋(1961/日)

中小企業造り酒屋の隠居会長の妾話と、娘たちの結婚話なのだが、タイトルとの整合性は有るのか? 
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







‘秋’というと季節の秋、役名の秋子、そして実りの秋(麦秋)と考えられるが、物語の季節は夏なので、後者2つが残る。また物語は娘2人の話4割、妾話6割位で秋子(原節子)だけの作品ではない。とすると残るのは、実りの秋の意味だろうか。

少々こじつけるが2つの結婚話が、兎にも角にも結論を得た、ということを表すのか?しかし、妾話は‘死話’で結論は得たが、実ったとは言い難い。

新たにもう1つ考えられる。秋は‘とき’と読ませることも有る。大事な時期の意味だ。上に書いたすべてを合わせ、小早家の1つの大事な転換期という捉え方が正解なのかもしれない。

とすると、訳の分からない笠、望月夫婦とカラスのシーンは、小早家の没落を意味しているのだろうか?

物語としては、娘たちの再婚、結婚話は落とす所へ落した感があるが、‘妾宅での死’は中々秀逸だった。コミカルな大阪弁と共に心に残る。「ほんま、かなんなぁ。」ですわ。

(評価:★4)

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