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[コメント] イリュージョニスト(2010/英=仏)

老人にとって失われて行くものは多いが、その中でも特に愛着のあった2つについて描かれている仏映画。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







それは、仕事(ここでは手品師)と子供(娘)だ。今迄やっていた仕事自体は無くならないが、時代と共に中味(要求されるもの)が変わっていく。歳を取るにつけ、その変化に段々とついて行けなくなるのだ。

子供はいつの間にか大きくなって、ある日突然結婚相手なんぞを連れて来る。何だ、こんな男!と言うと、娘に嫌われること間違いなし。

そんな事をしないで、最初から消えて行く主人公は偉い。消える必要はなかったかもしれないが、実の娘でもなく、収入も減って来ていて、気後れしたのだろう。

タチも実際は嫌われた口かも(笑)。

エディンバラは、古都で大きな町で、雨も多く、旧市街はちょっと寂しい気がする。そんな雰囲気もよく描かれていた。 主人公はこれからどこへ行くのだろう? 人生はさみしいか。 やはり仏映画だ。

(評価:★4)

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