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[コメント] アリ(2001/米)

拳闘シーンが絶品。特に冒頭のソニー・リストン戦は「蝶のように舞い、蜂のように刺す」姿を眼前に現してくれていた。なかなかできるもんじゃない。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







名前に対する異様な執着心を描いた部分は、熱い信念が伝わってきて見応え十分だった。

それに比べて、クライマックスのフォアマン戦の演出には不満が残る。ほとんど防戦一方で不利な状況だったアリが、最後KO勝ちに至る過程がどうも唐突で盛り上がりに欠けるし、徴兵拒否による王座剥奪から長い長いリング外での戦いに耐えた末の王座復帰、という背景もうまく強調できておらず、そこから来る感動があまり伝わってこない。

アリの周りを取り巻く人々がやたらとたくさん出てくるが、どうも印象に残る人物がいない。もう少し脇役を絞って、スポットを当てて描いた方がサイドストーリーが膨らんで単調さを補うことができたんではないか。

(評価:★3)

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