[コメント] ミッション(1986/英)
たぶん、この監督は、テーマに持てる技術(作劇)が追いついていない。
毎回、手に余る題材を選んで、自爆してくれちゃってます。
役者と音楽と舞台と撮影に救われて(というか、それが逆に災いして?)、一見スケール溢れるものになっているが、内実、「殉教」というテーマを、ある個人の元奴隷商人の苦闘という地平から描くっていう初期プランが、前述の叙事詩的な雰囲気に飲まれたかで、どの登場人物も偉人化してしまって、ドキュメンタリーや半生記のダイジェスト止まりに終わってしまっている。
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