[コメント] 怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス(1972/日)
「円谷プロ設立１０周年記念作品」の重々しいクレジットで始まるけれど、「餅は餅屋」の作品作りをしなかったので「紺屋の白袴」。三波伸介の暴れっぷり壊れっぷりだけは楽しめた。
そもそも、怪獣の造形が妙にファンシーでヌルすぎ。ウルトラシリーズの成功で、子供が怪獣に期待するものはそんなんじゃない、ってことはわかってたはずの人たちが作ってこれでは……。
造形もプロットも、小学校の観賞教室に巡回して来るような人形劇劇団みたいでユルユル。特撮としても円谷作品としても、映画としても全く見るところ無し。
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