……膝枕。

でも、こっちでは敵将校に囲われてるし、あっちでは禁じられた愛だし、これじゃあまるで「銀河をこえたドロドロ愛（女性週刊誌中吊り風）」。

内容のツッコミどころについては、みなさんがコメントしている（口をつぐんでいる？）とおりだけれど、思い返せばトンデモさ自体はテレビ第１作から結構なものだった（昆虫人間とかアステロイドベルト防御とか……）。

でも、『さらば……』まではトンデモなりにもその発想が図抜けていたからこそ、あれだけの盛り上がりがあったのだと思う（ムーブメントとしても興業成績にしても）。

ところが、こんどばかりは敵メカのデザインに古き良きハリウッドSF調なところがあったり、地球人の健康な肉体を、というのもウルトラマンシリーズの○○星人とかにあった気がしたりと、どこかで見たようなどこにでもある話に成り下がってしまい、名実ともにイタイ作品になってしまった。

今さらわざわざ見ることもないか、とか思いつつ、それでも最後まで見てしまったのは、多分世代的な刷り込み、思い入れがあったから……多分それだけのことなんだろう。