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[コメント] 悲愁(1978/独=米=仏)

監督ワイルダーというより個人ワイルダーの作品。デトワイラーは自身がフェドーラのモデルは戦友マレーネ・ディートリヒですね。ワイルダーは現代の『サンセット大通り』を撮りたかったのではなく残り少ない監督人生、一本ぐらいは自分の趣味で作品を残したかったんじゃないかと推測します。
TO−Y

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そういえばマレーネから手紙が届いてましたね(笑)

足に保険を賭けるシーンが見られるからという単純な理由からそう思うのではなく、この頃のマレーネは足の大ケガで数年間寝たきりが続いていた時でまたそれと同時にワイルダーが電話をしても“老いた姿を見せたくない”からなのか(真実はわからないのですが)決して会おうとしなかったんだよね。

また、マネーネには娘(物語と違いお母さんに似てないなくてどちらかというとブサイク)がいて“大女優”マレーネの娘ということで反発したりホント様々な事件がありましたし。

そんな背景があってワイルダーは思い浮かんだんじゃないかなぁってそんなことを物語の間ず〜っと考えていました。

マレーネはこの作品最初に見た時は怒ったんじゃないだろか?

で、肝心の物語はというとフェドーラの死因の謎が何十もの複雑に絡み合ったようなモノでなくたった一つでしかないワリに引っ張り過ぎ。最も敬愛するワイルダーの作品だがハッキリ“長げー”と感じた。「観客はこういう物語は最後まで付き合わない」(by野田高梧(笑))

(評価:★3)

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