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[コメント] マリッジリング(2007/日)

いわゆる、普通のオフィス・ラブ。いわゆる、いまどき普通の不倫系。会社勤めしてる人だったら、僕の周囲でもよく耳にする話。2人が恋に落ちていく契機が2人だけの残業だったり、だんだん2人だけの世界が社内で築かれていく過程とか、妙にリアル。 ただ、彼女の最後の決断は多分普通じゃない。そんなところが、昨今では逆にリアルだったりする。そんな気がした。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この作品満てて思ったのは、女のコって「孤独力が足りない」ってこと。好きな人と一緒にいられない時間が寂しいのは確かに理解できるけど、だからって、すぐに他の男に惹かれるようなコはイヤだ。

確かに、佳介は言葉が足りない。

「お前、最近彼女と上手くいってるのか?」「えぇ、まぁ。わかってくれてると思うから」と佳介と会社の先輩との会話があるんだけど、これは男の発想だわ、完全に。僕にも経験ある。

付き合いが長くなってくるといちいち言葉にしなくてもっていう安心感を男は勝手に持っちゃう。面倒臭い、とか、いい加減、とか、照れ、とか、全然そんなんじゃなくて、勝手に過大評価しちゃうんだな、きっと、男は自分の女を。。。

世の女のコはみんな言う。「言ってくれなきゃわからない」「外国人を見てごらん!」

わかってんだって! でも、大半の男は真剣であればあるほどそもそも浮気しようなんて発想がないから、やっぱり安心しちゃうんだと思う。自分が安心させてもらってるから、と。

お互いの気持ちは合わせ鏡なんだ、と。

けど、女のコはそうじゃない。「私を女として見ていない」なんて言い出す。

これに対処するには、もう、「好きだ」「愛してる」を嘘臭いほど言うしかない。 ・・・んだと僕は思う。

最終的に、千波は佳介からのプロポーズを断っちゃう。もうこの頃には上司の桑村と何度も寝てるからね。でも、佳介にとってはなぜだか理由がわからない。だって、全然前兆が見えてないんだもん。

僕はわかるよ、そりゃ。第三者として映画を観てるんだから。でも、佳介にはわからない。

女はいつも突然だ。少なくとも男にはそう見える。

千波の気持ちが徐々に変わっていくことは、作品として観ると納得させられてしまう。

けど、やっぱり当事者としてはいつも突然だ。ホント、突然なんだわ、女って!

で、ある事件が起こって千波はもう1つの決心をするんだけど。。。ネタバレはしないでおこっと。

女のコには共感できる部分も多々ある作品として。 男には、「おいおい、こんな可愛い子が脱いじゃうの、マジで?」な作品として。

オススメしときます。

ちなみに小橋めぐみちゃん演じる千波の女友達に矢沢心。 この辺が妙にリアルだったりする(笑)。

僕にとっては、ツリ目女優・小橋めぐみちゃんの「ちっちゃめなおっぱい」が観られただけでも、もう既に5点確定なんだけどね。

(評価:★5)

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